中学歴ドットコム

「普通」って、難しい。

就活生よ、ホワイト企業の探し方に困ったら上場区分に注目しろ

 就活って、難しいですよね。別に高望みしているわけじゃないけど、ブラックでなくて生活に困らない程度のお給料が欲しい。思い描いていた「普通」は、実は相当ハイレベルな生活水準だった。そう、「普通」の企業に就職するのって意外と難しいんです。でも実はあなたが気づかないだけで、優良企業はあなたの近くに隠れているのです。そこでこの記事では、就活生が意外と知らない隠れ優良企業の見つけ方を特別にご紹介したいと思います。

 

 

f:id:bkatoh:20180304102348j:plain

1.株式市場って?

 隠れ優良企業を見つける最も効率的な方法は、株式市場の分類から優良企業を探し、アプローチする方法です。実は社員の給与というものは株式市場における分類の格とおおむね比例しており、エントリーする企業が株式市場において上場されているか・また上場をされているのであれば、どういった区分において上場されているのかということが注目すべき要素となります。

 いきなり株式と言われても、なんのことかわからない人もいるでしょう。ここでは就活において必要な知識だけに絞って説明していきますので、心配しなくて大丈夫です。ではまず株式市場とは何かということを説明したいと思います。

 多くの会社というのは株式を発行することで資金を集めています。これを株式会社と言いますが、小規模な会社であれば株を持っているのは経営者やその親族である場合が多いです。しかしある程度規模の大きな会社になると、株を取引所に公開し、日本中あるいは世界中の投資家に買ってもらいます。日本においては東京証券取引所に上場するパターンが最も一般的でしょう。証券取引所への上場に際しては取引所によって厳格な規則が適用されるため、上場された企業は大規模かつ財務が安定した企業であるといえるでしょう。

 

2.上場区分による分類

 それではここから実際に上場区分を利用した優良企業の探し方の実践的な内容に入っていきます。就活生が絶対に知っておくべき区分として、東京証券取引所の四つの区分があります。

 

東証一部

東証二部

・マザーズ

JASDAQ

 

 では順に見ていきます。東証一部は上場区分において最も上位に位置する区分です。「私の旦那、東証一部の会社に勤めているのよ」なんてセリフ、どこかで聞いたことがあるでしょうか。これは東京証券取引所において従業員数・資本金の額などにおいて、最も厳しい基準を満たした企業のみに許される上場区分です。東証一部上場企業の場合、社員の平均年収は600万円程度を想定しておけばよいでしょう。

 東証二部は東証一部より1ランク下位の分類です。もちろん東証二部にだって一流企業は上場されていますが、東証一部と比較して企業の規模や資本金においてやや劣る面は否めないのが正直なところです。

 マザーズとJASDAQは、現時点で東証一部や二部に適合するほどの規模ではないものの、成長性が期待できポテンシャルを秘めている企業に適用される区分です。マザーズ及びJASDAQの銘柄は、将来的に東証一部または二部に上場することを目指すものとされており、現時点でマザーズやJASDAQに上場されている企業が、将来東証一部に格上げされることは十分に考えられるでしょう。

 

3.株価指標による分類

 ここまで上場区分を利用した優良企業の探し方を見てきました。そしてもう一つ注目すべき企業の分類をご紹介したいと思います。それは株式市場において株価を示す指数として用いられる分類を利用した探し方です。その指標は多くありますが、代表的なものだけ下に載せておきます。

 

TOPIX Large70

・日経225

・JPX日経400

 

順に見ていきます。まずTOPIX Large70。

 

TOPIX Large70(トピックス ラージ70)とは、TOPIXニューインデックスシリーズの一つで、東京証券取引所の市場第一部全銘柄のうち70銘柄で構成された株価指数のことをいう。市場の実勢をより適切に反映させるために年に1回(毎年9月)構成銘柄の見直しが行われている。東京証券取引所により算出・公表されている。

 

 

Wikipediaから。

TOPIX Large70 - Wikipedia

 

何のことかわからない、ですか。大丈夫です。ざっくりいうと、東証一部上場企業のうち、株価に影響を与える70銘柄をチョイスした、いわば「上澄み中の上澄み」です。

TOPIX Large70には一般の人がまず知らないであろう、無名な(失礼!)一流企業だって入っています。たとえば、「SMC株式会社」。皆さん知っていますか?SMCを。以下がその概要です。

 

商号:SMC 株式会社

設立:1959 年(昭和34 年)4 月27 日

上場証券取引所東京証券取引所市場第一部

売上高:4,876 億円(連結)

従業員数:19,191 名(連結)

資本金:610 億円

自己資本比率:86.2%

 

f:id:bkatoh:20180304102745j:plain

SMCは空気圧を制御するコンプレッサーを製造する企業であり、空気圧制御装置では世界的に高いシェアを誇るメーカーです。皆さんが普段乗る電車の扉は、開閉時に「プシュー」と音が鳴りますね。あの音を発しているのはたいていSMC製のコンプレッサーです。資本金は610億円、従業員数は2万人近くと文句なしの一流企業です。社員の平均年収は725万円となっています。知らない人は多かったでしょう?

 

続いて日経225。これは東証一部の企業から、日本の株価に大きな影響を与える225社をピックアップしたものです。リンク先のリストにはそうそうたる企業が並びますが、中には「あれ、聞いたことないな」なんて企業名もあるのではないでしょうか。でも、日経225の企業は間違いなく一流企業です。知名度の低い企業はライバルが少ない分、むしろ狙い目といえます。

日経平均株価 - Wikipedia

 

最後にJPX400。これは東証に上場される全ての企業のうち、代表的な400企業をピックアップしたもの。日経225よりさらに対象が広がりましたが、JPX400の企業が一流企業であることに変わりはありません。JPX400に入る企業に勤務していれば、平均年収600万円程度は期待してよいでしょう。

www.jpx.co.jp

無名ながら着実に収益を伸ばす優良上場企業の中には、早めにエントリーを締め切ったり特定の大学出身者が優遇されたりと、独特の採用活動を行う企業があります。気になる企業が見つかれば、すぐに大学のキャリアセンター等で詳細な情報を入手するべきでしょう。また記事で紹介しきれなかった指標も数多くあります。ぜひ一度、株式市場にはどのような指標が存在するのか・どのような企業が指標にピックアップされているのか調べてみることを強くおすすめします。

 

4.まとめ

・企業の平均年収は、株式市場における上場区分で大きく分けることができる。

・上場区分だけでなく、株価指標を示す区分も重要なデータとなる。

・狙いの企業が見つかったら、積極的に情報を集めてアプローチすべき。