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「普通」って、難しい。

実はホワイト高年収!?公務員受験生が絶対に知っておくべき国税専門官

 公務員受験って、孤独な戦いですよね。勉強もさることながら、多数ある公務員の中で一体何を目指すのか。国家総合職・国家一般職・地方上級...etc。どこかにホワイトで高級な公務員ないの〜?と思うのが人間です。そんなあなたにとって、国税専門官は良い選択になるかもしれません。今回は、意外と知られていない国税専門官の生態を暴いちゃいます。

 

 

国税専門官とは?

国税専門官という職業は、公務員受験生にとっては比較的馴染みの深い職業と言えますが、一般企業の就職を狙う学生のなかには国税専門官を知らない方も少なくないかもしれません。Wikipediaより簡単な説明を抜粋しておきます。

 

国税専門官こくぜいせんもんかん)とは、税務署国税局及び国税庁において、税務行政を執行する国家公務員のうち、大学卒業程度採用(国家II種相当)に当たる職員を指す。

 

 

国税専門官 - Wikipedia

 

詳細な説明についてはリンク先を参照していただきたいですが、平たく言えば国税局の職員です。その試験難易度は国家一般職と同程度とされます。Vorkers評価は各地域の国税局によって分かれるようです。平均年収は概ね他の国家公務員に準ずるものと思われます。

 

90r.jp

 

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写真は税務大学校大阪校舎。 

 

友人の紹介で現役国税専門官の方にインタビューを行うことができました。今回インタビューを行ったのはTさん(入局3年以内の若手職員)です。

早速対談に移るとしましょう。

 

国税専門官になるには

東日本の某国税局で職員をしております、Tです。出身は現在の勤務エリアで、関西にある私大の経済・商学系学科出身です。当然ながら、国税専門官は公務員ですので、筆記試験と面接試験により採否が決まります。かつて国税専門官は高卒での採用を行なっていましたが、現在では受験資格に大学卒業(見込み含む)が入っており、大卒のみの採用となっています。独学で試験対策を行う人もいますが、TAC等の予備校に通う人が多いです。

国税専門官を選ぶ理由

まず安定した職に就きたいという思いが強かったためです。そのため早期に公務員に絞って勉強していました。在学中簿記の勉強を重ねる中で、国税専門官という職に興味を持ちました。自分の頭脳レベルでは国家総合職は無理だろうと感じていましたので、自然と地方上級・市役所・国税・国家一般職等が選択肢になりました。その中で国税を第一志望にしたのは戦略的な理由からです。公務員受験生に人気の地方上級は評価において面接のウェイトが大きい。そのため筆記試験で十分な得点を納めても、面接で半数近くが落ちてしまうんです。自分はコツコツ勉強するのが得意だったため、筆記試験さえ突破すれば高確率で最終合格までたどり着ける国税を本命にしました。国税専門官は国家公務員であるため給与水準が悪くないことや、転勤が各国税局の管轄地域内(下図)に限定されることも大きな魅力といえます。f:id:bkatoh:20180216105407j:plain

国税専門官の試験日程

6月に筆記試験が行われ、7月に合格発表があります。その頃大学の同級生は一般企業から内定を得て就職活動を終え始めており、正直孤独を感じました。そして7月に面接が行われ、8月に最終合格の発表があります。受験生の中には、一般企業の面接を受けて面接の練習をしていた人もいました。国税専門官は面接のウェイトが比較的軽いため、筆記試験さえ突破すればかなりの確率で国税局に採用されることが大きな特徴です。ただし、大阪国税局と関東国税局だけは別です。絶対的な受験者数が多く必然的に倍率も上がるため、面接で落ちるケースは他の国税局より多いようです。ライバルの動向を見極めて志願する地域を決める必要があるでしょう。

国税専門官の仕事内容

職員は4月入局後、税務大学校において3ヶ月間の研修を受けます。その後それぞれが採用された地域の国税局において職務に就きます。配属後1年以内は先輩職員のサポートや事務作業を行いました。2年目以降は先輩とともに現場に出て、調査や行政執行を行なっています。やはり徴税という仕事柄、相手の方が私たちに敵意を向けてくることは珍しくなく、ストレス耐性が試されると思います。

国税専門官の学歴

私たちの世代ではMARCHクラスが上位層、それ以外は地方国立やその他私大といった感じです。国税は高卒採用を行なっていた職種です。税務署長クラスの重役にも高卒の上司は数多くいます。当然ながら高卒の上司の指示を受ける場面は少なくないわけですが、プライドの高い人は受け入れられないこともあるようです。

国税専門官の人柄・(社風)

基本的には皆真面目です。コンプライアンスを重視し淡々と仕事をこなす職員が多いです。お役所ならではの堅苦しさを感じることはありますが、真面目で堅実な人には合っていると思います。仕事以外の面では、意外と飲み会が多いのが特徴です。仕事柄外部と自由につながりを持ちにくく、内輪でのコミュニケーションに終始する傾向があるようです。

国税専門官の出世

基本的に年功序列で役職・年収ともに上がっていきます。私も着実に役職を上げていければいいなと考えています。おそらく税務署長クラスが最終ゴールになるでしょうから、そこを目指したいと考えています。あまり知られていませんが、23年間税務署に勤務した場合は、税理士試験において会計学・税法の全試験科目が免除されます。そのため定年退職後、税理士に転身する人が多いです。これは国税専門官の大きなメリットといえるでしょう。

国税専門官受験を目指す方へ

ご覧になっているのが学生さんであれば、しっかりと勉強しつつ学生生活を満喫してほしいと思います。公務員試験のペーパーテストで問われるのは知識ですが、面接や社会に出て問われるのは人間性ですから。読者の方はMARCHクラスを想定しているとのことですが、勉強が苦でなく、かつ所轄地域を超えた転勤のない安定した職場で働きたいのであれば、良い選択肢の一つとなるのではないでしょうか。また社会人の方であっても、ペーパーテストの比率が高い点で、働きながらも比較的確実に合格できる公務員試験であると言えるかもしれません。事実、職員の中には元銀行員の方も少なくありません。もし国税受験を検討中の方がいらっしゃれば、私の話が少しでも役に立てば幸いです。

 

ー本日はありがとうございました。

 

 

 

国税専門官は比較的知名度が低く、安定志向の学生などにとっては狙い目と言えるのではないでしょうか。業界分析リクエストなどあれば教えていただきたいと思います。

それではこの辺でおしまい。